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    作者:六谷 陽子

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  • 「国語はね、ラブレターを書くためにある教科書なのよ」

     

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    ここでは、本の中身を少しお話したいと思う。

    当時はベビーブームの子供たちで街中が賑わっていた。

    子供達の成長を見守り続ける中でいろいろあったが...

    50年以上営んだみかどのおばさんも自分の落ち度だと言って・・・後悔をする。

     

    ★こどもの反抗期に悩む母親に「ちょっと長めのハシ

    みたいに思っていなさいよ」と励ましたり...

    ★「相合傘はね・・・女の子を雨、風から守る男の証な

      んだからね」とか...

    ★お巡りさんから威圧的に職質された12歳の男子生徒が

    泣きながら店に入って来て、上級生に励まされら、

    スキップして帰る少年の姿がういういい・・・

    ★夜泣きする赤ん坊を街ぐるみで育て、喜びを分かち合

    うご近所さんが「子供は国の宝だからね!」と言う

    のが口癖だった。

    街中は笑いだけでなく、ほろ苦い話に涙する場面もあるが、みんなが納得して生きていたと思う。

  • 読者の声

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    著者 六谷 陽子 (ロクタニ ヨウコ)

    1952年8月28日生まれ

     

    「みかど」を通して近所の人々と触れ合う中で、下町の温かさを感じながら育つ。

    35 歳の時、マイケル・ジャクソンのコンサート(1987年)を後楽園で観た晩、マイケルと仕事をしている夢を見てなんとか関わりを持ちたいと思い、知り合いのヘアメイク事務所に入り、マネージメントとキャスティングの仕事を始める。1998年、虎ノ門にあるホテルのパーティーでマイケルに会い、サインをもらっただけで満足だった。その後、独立してカメラマンのマネージャーを10 年程しながら、著名人に企画書(ラブレター)を書くなど、ウォンビンをはじめとして様々なモデルや芸能人と仕事をする。たくさんの経験から文章を書くことが好きになり、35年の月日が過ぎた今でもキャスティングの仕事ができる

    ことに幸せを感じている。